野方、コーヒー豆、川の話、団地の話
僕の住んでいるのは大和町といって、ちょうど高円寺と野方の真ん中辺りにある。だから高円寺の街へ行くのも野方に行くのも大体同じ位の距離だ。
野方にはコーヒー豆を買いにたまに行く。高円寺の駅前にもコーヒー豆を挽いて売ってくれる所があるけど、結構値段がするので、いつも野方まで自転車かあるいは歩いて足を伸ばすことにしている。
一軒家の立ち並ぶ道や路地を散歩しながら大和町の奥へ進むと、やがて妙正寺川という川に出る。東京の街で唯一不満があるとすれば、川の土手を全部コンクリートで固めてしまうところだ。土をそのままにして、草むらや土手を残しておけば、夕暮れ時に散歩する時なんかとても良いだろうにと思う*1。
とは言いつつも、妙正寺川沿いをたまにランニングをしたりするのは好きだ。鷺ノ宮まで行って往復してくるのがいつものコース。途中に団地があって、僕は子供の頃をずっと団地で過ごしたこともあって、その空気や雰囲気には懐かしいものを感じる。草木と子供が多くて、それでいてひっそりとしていて、夜になると急に真っ暗で静かになって、階段に電気の付いていない時とかは中に入るのが怖かった思い出がある。荒んだ雰囲気のものあるけど、妙正寺川沿いある団地は悪くない雰囲気だ。
妙正寺川を越えて、住宅地の中を4、5分歩くと野方の街に出る。JR線沿いの街が都会的なのに対して*2、西武線沿いの街はどこか垢抜けていなくて、店や街並みなんかも郷愁的だ。コーヒー豆屋に寄って、それから野方の街を少し散歩して帰った。
将来住むなら高円寺にも近いし、西武線辺りの街は落ち着いてていいな。