New Life

shimizu_h2007-01-07


実家に帰って、とにかく色んな人に会ってみました。


十年ぶり位のクラスの同級生や先生、高校以来の付き合いで福岡に帰る度に会う友達、一緒に音楽をやっていた友達、親しい人もそれほど親しくなかった人達も、とにかく押しかけるように会いに行って、動き回りながら、そして色んなことを考えて、また、休む暇なく人に会ったような、そんな帰省でした。


まだ、落ち着く時間がなくて、丁寧に文章にできないですけど、生きていくには色んな物事が必要だったんだなぁって思いました。


十代の半ばくらいから大事なものだけで生きていこうと、自分と同じものを見ている友達とだけ付き合って、他の人間とは全く関係を持たないような生き方に流れていって、そういう生き方は最終的には破綻するしかなくて、実際にそうなって、そこから何とか立ち直りつつある中で、色んな人と実際に会って話してみて初めて色んなことに気付きました。


余計なものがないと、大事なものさえ分かんなくなっちゃいます。僕だけかもしれないですけど(笑)。僕のこれまでの人生なんて半分くらい、観念とか妄想とか実体のないものでできてたような気さえします。そういう風に生きていたし、そうなる流れの中にあって、そういう流れの中にいる自分に気付くことなんてあの年ではできなかったろうし、結局、それに気付くのに10年かかっちゃいましたね。どんなに苦しいことがあっても自分の人生を歪めてしまうようなことはしてはいけませんね。


けど、あそこまで行かなきゃ分からなかったと思うと、言葉が出てきません。その過程で傷つけたもの、失ったもの、投げ捨てたもの。自分が手に入らなくて悲観していたものなんて大したものではなくて、本当に大事なものはもう持っていたのに、そんなことにも気付いたりできないって、人というか、自分くらい人生的な意味で愚かな人間って、僕は他に知りませんね。普通の人はもっと手前で気付くだろうと。


けど後ろを見ても仕方がないので、前を見ようと思います(後ろを忘れずに)。過去は消えないし、取り戻せないものも多くあるだろうけど、未来に向かってこれからまた積み重ねていくことができればと思います。


さて、内省日誌はこのくらいにしようかな。もともと内省的なことは書かない予定だったんですが、色んなことがあって、何となく自分のために書く必要があったみたいです。今年も色んなことがあるだろうけど、揺らがず、真っ直ぐに向き合って進んでいきたいですね。


良い心は良いものを引きつけ、悪い心は悪いものを引きつけます。良い心を持つってすごく難しいし、謙虚でい続けることもすごく難しいです。良い方向を向いて進む努力をしてもそこへ行き着くことは多分ほとんどないけど、そういう風に生きていないと、人ってとんでもないところへ行っちゃったりする。昔の人はエライですね。