近所


 僕の今住んでいる所はちょうど外苑西通りと恵比寿から来る通りの交差点をくぐって、小山の中に入ったところ。いかにも昔ながらの住宅街で、すぐ下には小学校があって、春先には運動会をやっていた。とても晴れた日で「赤組頑張って下さい」「白組も頑張って下さい」(必ずどちらも応援する)という放送の声を聞きながら、時折、ビートルズの「オブラディ・オブラダ」がかかったりする。そう言えば、わりとこの曲は運動会には定番だったりして、そういうのって何だか不思議だなっと思ったりして、午後を過ごしたりする。


 この辺りは、かつては「長屋がぎっしり詰まっていて、下町情緒があった」*1らしいけど、さすがにその面影はもうない。今日は恵比寿で用事を済ませた後、白金から白金台、目黒通りを通って目黒まで行って、さらに山手通りを下っていくと品川区まで行った。さすがにこんな夕方に計画もなくこれ以上行くと帰りがだるいと思って引き返し、もう一度目黒からガーデンプレイスをの方をまわって帰ってきた。


 白金台の自然教育園の辺りは自然が残っている分、きゅっと冷え込んでいた。よく学生の頃バイクでつつじヶ丘の友達の家に行ったことがあったけど、夕刻なんかちょうど調布辺りに気温の境目があって、急にぐっと冷え込んでくる地点がある、それと同じ感じ。まだ中には入ったことないけど、教育園は昔からある場所の一つみたい。

*1:*『細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING』(平凡社ライブラリー