週末
起きたのは1時くらいで、ソフトバンクとかパ･リーグの開幕戦がやっていた。親に電話してそれから、シャワーを浴びて、それから自転車で出掛けた。
いつも新聞や本を読んで時間を潰す中野に加えて、今日は新宿にも行こうと思って、どう行こうかなと考えて、東高円寺にある蚕糸の森公園に行って、それから中野にチャリを置いて、新宿に行くことにした。
蚕糸の森公園は小学校と一緒になった公園で、桜の咲く時期には結構見事な咲きっぷりになる。今日は珍しく結構人が多くて、それから誰かがサックスを練習しているのがずっと聞こえていた。
馴染みのある旋律や知っているジャズ（曲名は思い出せない）のたどたどしいフレーズを聞きながら、運動場の端っこに行って、少年チームと大人の野球の試合を見ながら、コンビニで買ったお茶とおにぎりと食べた。
それから横になってしばらく、もう芽がどの枝にも吹き出している桜の枝とその上にある空をぼーっと見ていた。飛行機が通り過ぎる音だけがしたけど、機体の姿は空のどこにも見えなかった。
眠たくて、結局一眠りしたかしないかくらいで起きて、それからチャリで中野に行って、電車で新宿に行った。昨日給料が入ったので、久しぶりにタワー・レコードに行って、買おうと思っていたDVDを買って、それからネクタイを一本西口の店で買った。
後は中野に戻って喫茶店で新聞を読んで、それから本を読んで帰った。いつもとそれ程変わりのない週末。最近コンタクトを付けずに、眼鏡にしている。新しい眼鏡が一本欲しい。
便り
昨日は午前中に用事を済ませに新宿に行って、天気が良かったので帰ってから、しばらく家の前の公園でぼんやりとして、それから高校の友達に電話した。ゴールデンウィークに彼女と一緒に福岡に帰るそうだ。
友人と言えるような友人は高校、大学合わせても数人しかいないけど、たいてい音楽か芝居を一緒にやった奴らで気心も知れていて、もう10年以上かそれに近い付き合いになる。高校の同級生が結婚したという話はたまに聞くけど、それとは違って、自分のそういう友達にそういう話があるのは嬉しい。
最近変化という事をよく思う。ある時からもう変わりたくないと思っていた時期があって、それから色んな物事が辛くなっていった時があった。変わらないというのは結局、無理で不自然な事なんだけど、昔、音楽と他に何もないような生活があって、いつの間にかそこにずっと留まりたいと思うようになっていた。そんなのは無理なのにね。
だから今は変わっていこうかなと思う。過去の自分がいて色んな生活や感覚があった訳だけど、僕らはそこに固定されてる訳ではなくて、将来への変化の過程が今の自分かなと。多少前向きになったわけです。色んなものを失ってくけど、変わらずには生きていけないって事が最近になってようやく分かってきたような気がします*1。
そんな事で今年は色々進めてみようと思います。多少は進むかな？
*1:あるいはそれもまた一つの迷い路なのかもしれないけど。
英語ニュース
TOEICの勉強はたるい。あの無意味なリスニングや短文の問題集をたらたら解いていく作業はかなりたるい。
というわけで、最近何となく英語のニュースサイト（経済ニュースonly）をぱらぱら読んでいる。
海外のサイト検索に慣れてないせいで、意外と英語の経済ニュースの全文が無料で読める手頃なサイトを見つけるは難しかったりする。フィナンシャル・タイムズとかウォールストリート・ジャーナルとか大手経済紙はリードだけ掲載してあって、全文を読むにはregisterが必要だったりする。日経の英語版のNikkei Net Interactiveも同じ。
で、とりあえず今のところ読んでるのがCNNMoney.comとロイター。ヤフーとか素直に見てもいいんだけど、この2つは株式市場見通しやcloseしての市況なんかもちゃんとupdateしてくれるし、pirnt用画面があったり*1使い勝手が良い。
今、書いている合間に検索してたらフォーブスも結構読めるね。何か良いサイトがあったら教えて下さい。
*1:多分、読めるサイトはどこでもあるんだろうけど。
初詣はまだ
年末は混沌として、その混沌を引きずったまま新年を迎えて、今年の正月は東京でテレビ三昧、酒三昧。日本酒やらワインやらを一人でずっと飲み続けた。
「1月は行く」というけど、今年はそうもいかないらしい。また長い長い井戸の中に落ち込んだような生活だけれども、まぁそれも悪くない。今回がほんとに最後かなという感じもするし。
中野でキングの「ビュイック8の回想」の下巻を買う。年末やっとこさオースターの「ムーン・パレス」を読み終わって、ディケンズかフォークナーとか何か読もうと思っていたんだけど、キングの文庫が出てたから、先にウォーミング・アップくらいの気分で買って読み出している。
そう言えば、元旦は模様替えをした。今回は深夜、急に思い立って朝4時とか5時までかけてやるいつものやり方ではなくて、2日がかりでちゃんとコンセプトを考えながらやったおかげで部屋が結構広くなった。とは言っても、万年過少収納過剰物品の状況は変わってないわけで、本だの雑誌だの楽器だのステレオをもっと小さいやつに替えるだの、資金に余裕があったら改革したい所だらけです。
元旦からずっと気付いてはいるんだけど、まだ初詣に行ってない。そろそろ行かねばね。近所に八幡神社という神社があって、何がしかの時には一人でお参りに行ったりしている。
時間のあるうちにゆっくり八幡様に参りに行こう。
終わりの始まり、始まりの終わり
ソフトバンクが優勝を逃した日、新しい仕事が始まった。
ある時からは違う速さで時間が流れていくようになって、僕らに見える世界はもう常に断片でしかなくなる。かつては見えていたもの、聞こえていた音、感じることのできた世界が失われていくこと、そういうことも今ではそれ程辛くない。
漫画をを読んでいたら、俺も暇なうちに自転車で日本一周くらいやっておけば良かったと思った。
最近、クラシックギターが弾きたいと思っていたんだけど、新宿の楽器屋でボールエンド付きのナイロン弦というのを見つけたので、オベーションのエレアコに貼ってみた。1〜3弦までがナイロンで、3〜5弦がナイロンにブロンズが巻いてある。電池が切れているのでアンプで音を出してはないけど、夜軽く鳴らすには悪くない。何かスコアが欲しい。
それから、今年はやたらと10月22日という数字を見かける。美術館展も22日からだし、ティム・バートンの新作も22日からだ*1。自分が生まれた日なんで何となく気になる。
週末にプレーオフ観戦記でも書こうかな？
晴れの日に起こる幾つかの出来事
最初に目が覚めたのは、携帯のアラームが設定してある9時だったが、午前中は予定もなかったので二度寝の誘惑に抗うこともなく、12時まで右になったり左になったりしながらベッドの中で過ごした。
カーテンの隙間を通ってくる光から晴れているのは分かっていたけど、外に出てみると空気は柔らかな透明感を静かに湛え、秋の日差しは爽やかだった。
あんまり気持ち良い天気だったので、昼御飯の材料を買いに行くつもりが、家の前の公園のベンチに座って、3年ぶりにまた始めたタバコを数本吸った。公園には4、5人の子供を連れた主婦が2人と、奥のベンチに老夫婦のような老人が2人、あと、大学生らしき男2人がサッカーボールを蹴っていた。
静かだった。聞こえるのは風に木の葉が揺れる音、鳥と子供たちの声だけだった。それでも、世界は完全に成立していた。数年前まで音楽をやっていた時、よくそういうことを考えていた。世界の前では僕らは限りなく無力だけど、それはいつも心地良い無力感だ。
何となくジョン・ケージの音楽が頭に思い浮かんだ。それから弁当を買って来て公園で昼御飯を食べた。
出掛けようと思ってぐずぐずしているうちに電話がかかってきて、夕方は書類を作ったりして、雑用を済ませて過ごした。
夜はテレビでやっていなかったので、パソコンで野球を見た。やっぱりホークスにはプレーオフは鬼門らしい。
